とある内科医の病棟マニュアル

とある内科医の病棟マニュアル

呼吸器内科医が日常診療の考え方を綴る備忘録

薬剤まとめ

ステロイド使用時チェックリスト

ステロイド投与時チェックリスト ①ステロイド投与前検査 ②PPI ③血糖測定 ④ST合剤 ⑤BP製剤 ステロイドユーザーのフォローアップ ステロイドの減量方法 ステロイド力価 ステロイド投与時チェックリスト ①ステロイド投与前検査 ✅TG、T-Chol、LDL-C、HDL-C、HbA1…

G-CSF製剤の使い方

使用上の注意点 1次予防 使用例 その他の一次予防 急性白血病、悪性リンパ腫、小細胞肺癌、胚細胞腫瘍、神経芽細胞腫、小児がんの場合 2次予防 使用例 治療的投与 急性白血病、悪性リンパ腫、小細胞肺癌、胚細胞腫瘍、神経芽細胞腫、小児がんの場合 その他の…

オピオイドの使い方

WHO方式三段階鎮痛法 鎮痛薬使用の5原則 オピオイドの使い分け オピオイドの内服の使い方 オキシコドン フェントステープ モルヒネ オピオイドタイトレーション オピオイドの点滴の使い方 基本組成 点滴早見表 モルヒネ点滴の指示テンプレ オキファスト・フ…

睡眠導入剤

薬剤まとめ 治療のポイント 不眠のタイプ別処方例 まず最初の第一選択 入眠困難 不安があり眠れない、眠れるか不安、肩こりがある 中途覚醒や早朝覚醒、熟眠感がない 悪夢を見る せん妄ハイリスク患者やせん妄発症患者での追加の睡眠導入剤 睡眠導入剤のやめ…

電解質補正薬

高Na血症 ①不足水分量の評価 ②Na補正速度 低Na血症 意識障害や痙攣がある、Naが非常に低い(120未満) 通常の低Naの補正 低K血症 緊急性が高い場合 そこまで緊急性が高くない場合 高K血症 K≧6.5mEq/Lの場合 K<6.5mEq/Lの場合 GI療法のやり方 高Ca血症 ①脱水…

下痢の対症療法

整腸剤 止痢薬 整腸剤 ラックビー、ミヤBM 3包分3 毎食後 ビオフェルミンR 3錠分3 毎食後 Rなので抗生剤使用中も使える! 止痢薬 感染性下痢を否定した上で止痢薬を使用 ロペミン1mg 1回1~2CP 1日1~2回 タンニン酸アルブミン 1回1g 1日3回 TKIやイリノテカン…

降圧薬

降圧薬の「ABCD」 降圧薬のおおまかな選択基準 ①基礎疾患のない人 ②高血圧緊急症 ③狭心症 ④糖尿病、腎機能障害(Cre<2.0mg/dl) ⑤慢性心不全 ⑥食塩感受性高血圧、夜間高血圧、骨粗鬆症 ⑦前立腺肥大症 各降圧薬の使い分け Caブロッカー ACE-I/ARB サイアザイ…

去痰薬

慢性期の粘稠度の高い痰(キレの悪い痰)を出しやすくする薬 ムコソルバン ビソルボン 痰の量を減らす薬 カルボシステイン クリアナール(スペリア) 急性期のキレが悪い喀痰 ムコフィリン その他 エリスロシン 清肺湯 ★ムコダイン・ムコソルバン・ムコフィ…

利尿薬

ざっくりとした使い分け ループ利尿薬 静注 持続注射 内服 副作用 カリウム保持性利尿薬 静注 内服 サイアザイド利尿薬 内服 副作用 炭酸脱水素酵素阻害剤 静注 V2受容体拮抗薬 内服 副作用 利尿薬の使用方法と効果判定 利尿薬の減量・中止基準、副作用の対…

気管挿管時に使用する薬剤

鎮静 鎮痛 筋弛緩薬 昇圧剤 鎮静 ・プロポフォール(10㎎/ml) 原液で1~2mg/kgをIV。血圧低下に注意する。 低用量:0.5~1.0mg/kgをIV。 維持量:1.0~3.0mg/kg/hr ex) 体重50㎏で5~10ml IV、低用量では3~5ml IV、5~15ml/hrで調節。 ・ミダゾラム(10㎎/2m…

便秘薬

①便を軟らかくする薬 ②大腸刺激性下剤(腸管蠕動促進薬) ③直腸刺激性下剤(座薬・浣腸) ④非刺激性と刺激性の両方の作用を持つもの ⑤その他の腸管蠕動促進薬 ⑥オピオイド誘発性便秘症治療薬 下剤の使い方 第一選択は① 腸蠕動の低下が強い場合 排便困難感や…

ワーファリン・ヘパリン・DOACの使い方

一般向けワーファリンノモグラム(入院) 高齢者, 腎機能低下症例のワーファリンノモグラム(入院) 外来患者用ワーファリンノモグラム ヘパリンノモグラム 抗凝固薬の使い分け イグザレルト(リバーロキサバン) エリキュース(アピキサバン) ダビガトラン…