とある内科医の病棟マニュアル

とある内科医の病棟マニュアル

呼吸器内科医が日常診療の考え方を綴る備忘録

気管挿管時に使用する薬剤

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鎮静

プロポフォール(10㎎/ml)

原液で1~2mg/kgをIV。血圧低下に注意する。

低用量:0.5~1.0mg/kgをIV。

維持量:1.0~3.0mg/kg/hr

ex) 体重50㎏で5~10ml IV、低用量では3~5ml IV、5~15ml/hrで調節。

 

ミダゾラム(10㎎/2ml)

ミダゾラム1Aを生食8mlに溶かして使用(1mg/ml組成)

1mg/ml組成で0.1~0.2mg/kgをIV。

低用量:0.06~0.10mg/kgをIV。

維持量:0.04~0.2mg/kgで調節

ex) 体重50㎏で5~10ml IV、低用量なら3~5ml IV、2~10ml/hrで調節

 

鎮痛

フェンタニル(100μg/2ml)

原液で半筒IVする。

(足りなければ1~2μg/kgの範囲内で追加IVする)

 

筋弛緩薬

エスラックス(ロクロニウム、50mg/5ml)

原液で0.6~1.0mg/kg IVする。30秒~1分程度で効果発現。

ex) 体重50kgで3~5ml投与

 

・ベクロニウム(マスキュラックス、10mg/A)

ベクロニウム10mg+注射用水10mgで1mg/ml組成で使用。

0.08~0.1mg/kgをする。

ex) 体重50kgで4~5ml投与

 

昇圧剤

・ネオシネジン(1mg/ml)

ネオシネジン1Aを生食9mlで溶解して使用。

血圧低下時に1mlずつIVする。

 

 

 

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