とある内科医の病棟マニュアル

とある内科医の病棟マニュアル

呼吸器内科医が日常診療の考え方を綴る備忘録

去痰薬

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ムコダインムコソルバン・ムコフィリンを覚えれば十分です!

 

慢性期の粘稠度の高い痰(キレの悪い痰)を出しやすくする薬

※サーファクタントを増やし痰を出しやすくするが、痰の量は逆に増える方向に働くので注意

ムコソルバン

ムコソルバンL錠 45mg 1錠分1

ムコダインとしばしば併用し「MM療法」と呼ばれる。

 

ビソルボン
  •  ビソルボン吸入液0.2% 2ml+ベネトリン0.5ml+生食8ml ネブライザー吸入 1日3回
  • ビソルボン注 4mg 1日2回 静注
  • ビソルボン錠 4mg 3錠分3 毎食後

アスピリン喘息には禁忌

 

痰の量を減らす薬

カルボシステイン

カルボシステイン 500mg 3錠分3 

COPDエビデンスあり

 

クリアナール(スペリア)

クリアナール(スペリア)200㎎ 6錠分3

 

急性期のキレが悪い喀痰

ムコフィリン

ムコフィリン吸入液1本+ベネトリン0.5ml+生食8ml 1日2回吸入

COPDとIPFにエビデンスあり

★気道粘液溶解剤=痰の増加も少ない

 

その他

エリスロシン

エリスロマイシン200mg 2錠分2 朝・夕食後

慢性下気道感染症や喀痰の多いCOPDに使用する。

 

 清肺湯

清肺湯 3包分3 毎食前

去痰作用+鎮咳作用のある漢方薬

 

 

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