とある内科医の病棟マニュアル

とある内科医の病棟マニュアル

呼吸器内科医が日常診療の考え方を綴る備忘録

嗄声

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鑑別

迷走神経障害、反回神経麻痺

頭頚部手術・胸部手術
挿管後
悪性腫瘍の浸潤
動脈瘤
脳血管障害(上位運動ニューロン障害による「仮性球麻痺」やワレンベルグ症候群などによる「球麻痺」)
多発性神経炎
特発性声帯麻痺
薬剤性 ステロイド沈着
真菌性喉頭炎(吸入ステロイドの影響)
声帯血種(血栓溶解薬、抗血栓薬、PDE-5阻害薬)
化学性喉頭炎(ビスホスホネート)
咳嗽(ACE阻害剤)
粘膜の乾燥(抗コリン薬、利尿剤、抗ヒスタミン薬、シェーグレン)
喉頭ジストニア(抗精神薬)
性ホルモンの産生変化(テストステロンやダナゾール)
その他 急性喉頭炎、急性喉頭蓋炎
アナフィラキシー
ウイルス・細菌・真菌感染症
喉頭痙攣(挿管、誤嚥、GERDなどの刺激による)
喉頭逆流症(LPRD、GERD)
長期喫煙
飲酒
声の酷使
声帯ポリープや腫瘍
甲状腺機能低下症(粘液水腫による浮腫)
サルコイドーシス
アミロイドーシス
神経内科疾患(パーキンソン病、重症筋無力症、多発性硬化症、ALS)
先端肥大症
痙攣性発生障害(特発性の喉頭ジストニア
心因性、筋緊張発声障害

 

検査

・呼吸状態が不安定の場合 ⇒ 気管挿管

咽頭痛が強い場合 ⇒ 「咽頭痛」の項を参照。

ステロイドの吸入をしている場合は吸入剤をエアゾールタイプに変更 or ステロイドの用量を減量 or シクレソニドに変更(肺内で活性代謝物に変換)。

・その他の原因となる薬剤の確認・変更を考慮。

・喫煙や飲酒を控える。

喉頭ファイバー耳鼻科紹介、反回神経麻痺や声帯、真菌性喉頭炎の評価)+頭部・頸部・胸部のCT(反回神経の評価と頭部占拠性病変の評価)。

・脳血管障害が疑わしい場合は頭部MRIまで施行。

・呑酸症状がある場合は上部消化管内視鏡

神経内科疾患が疑わしい場合は神経内科コンサルト。

・原因が分からない場合は精神科/心療内科コンサルトも検討。

 

 

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