とある内科医の病棟マニュアル

とある内科医の病棟マニュアル

呼吸器内科医が日常診療の考え方を綴る備忘録

DKAの治療

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DKAの誘因

The I's

Infection(感染症、シックデイ)

Inflammation(急性膵炎、熱傷など)

Insulin(1型DM、糖尿病治療のアドヒアランス不良)

Iatrogenesis(ステロイド、SGLT-2阻害剤など)

Infarction/Ischemia(虚血、梗塞)

Intoxication(アルコール、コカイン)

Infant(妊娠)

 

DKAの重症度分類(ADA)とHHSの鑑別

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検査・処置

感染症のwork upを忘れない!(fever work up)

✅採血4本、尿検査(ケトン体の評価)、血ガス(アシドーシスの評価)、血液培養、プロカルシトニン、電解質、P、Ca、Mg、HbA1c、Amy、T-chol、TG、CK、血漿浸透圧、抗GAD抗体、抗IA-2抗体、血中ケトン分画(AKAとの鑑別)、凝固(DICの評価)、血中インスリンインスリン未使用の場合)、血中Cペプチド、TSH、FT4、胸腹CT(fever workup目的)、心エコー(大量補液するため)、心電図、CK上昇あればCK-MBとトロポニンT追加、Amy上昇あればP-Amyや腹部エコーの評価(急性膵炎や膵腫瘍の評価)、必要に応じてクッシング症候群や褐色細胞腫などの精査。

ICU入室、Aライン、尿バルーン留置

 

治療・モニタリング

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「血糖≦200mg/dl」かつ「経口摂取可能」かつ以下のうち2項目以上満たす場合はインスリン皮下注射に変更。

✅アニオンギャップ≦12mEq/L(尿中ケトン体はしばらく陽性になるので使えない)

✅HCO₃⁻≧15mmol/L

✅PH>7.3

 

 

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