とある内科医の病棟マニュアル

とある内科医の病棟マニュアル

呼吸器内科医が日常診療の考え方を綴る備忘録

全身倦怠感

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鑑別

 

最初の検査

✅採血4本、血ガス、尿定性・沈渣、Hb、Na、K、Ca、Mg、P、TP、Alb、肝腎機能、CK、HbA1cBNP、FT4、TSH、ACTH/コルチゾール(早朝採血が良い。ランダムも可)⇒ Rapid ACTH試験

✅被疑薬の変更・中止を検討(ケモ、irAE、抗うつ薬睡眠薬オピオイドなど)

✅心電図、心エコー、胸部X線写真(心疾患の評価)

✅全身CT(悪性腫瘍や感染のfocusの評価)

✅熱源・炎症の精査:血液培養β-Dグルカン、QFT、抗MAC抗体、全身造影CT、心エコー(IEの評価)、HBs抗原、HCV抗体、IgM-VCA抗体、IgG-VCA抗体、EBNA抗体、C7-HRP、HIV検査、IgG、IgA、IgM、赤沈、抗核抗体、RF、抗CCP抗体、補体、SS-A、SS-B、抗ARS抗体、フェリチン、ANCA、クリオグロブリン、可溶性IL-2R

経験的抗菌薬治療

✅必要に応じて、精神科・心療内科等にコンサルト(精神疾患自律神経失調症などの評価)、内分泌内科や婦人科コンサルト(内分泌疾患、更年期障害、LOH症候群などの評価)、膠原病内科コンサルト。

 

 

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