とある内科医の病棟マニュアル

とある内科医の病棟マニュアル

呼吸器内科医が日常診療の考え方を綴る備忘録

痙攣

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フローチャート

 

鑑別

V Vascular 脳血管障害、脳動静脈奇形、高血圧性脳症
I Infection 髄膜炎脳炎、脳膿瘍
T trauma tumor

外傷

脳腫瘍

A アンモニア、Alcohol 肝性脳症、アルコール
M

Metabolic

Medication

電解質(低Naなど)、ビタミンB1欠乏、尿毒症、低血糖、肝不全
てんかん薬(血中濃度不足)、LVFX+NSAIDS、テオフィリン、ミダゾラム離脱、セフェピム脳症、てんかん薬の閾値を下げる薬(トラマドール、メトロニダゾール、抗うつ薬、クロザピンなど)
I

idiopatic

(非てんかん性発作)

一過性の疾患(代謝性疾患、感染症、心血管疾患、薬物毒性)、ストレス因子(心因性)、熱中症、熱性痙攣
N Neoplasm 脳腫瘍

 

検査

神経内科コンサルト

ホリゾン2.5mg(1/4A) or 5.0mg(1/2A) を静注。(点滴が取れない場合はミダゾラムを10mg筋注)

カルガリー失神・痙攣リスクスコアの評価(こちらを参照)

✅血算、生化学、血糖、凝固、血ガス(乳酸値の確認)、Na、K、Cl、Ca、Mg、CK、アンモニアビタミンB1、プロラクチン、てんかん薬の血中濃度

✅胸部X線写真

✅心電図

✅頭部CT(脳出血、脳腫瘍、脳膿瘍などの評価)

頭部MRI脳炎と血管病変の評価)

✅必要に応じて脳波、ルンバール、トライエージ

✅失神の評価のために心エコー、頸動脈エコー、心電図(必要に応じてHolter心電図)⇒失神の鑑別はこちらを参照

 

カルガリー失神・痙攣スコア

1点以上で痙攣、1点未満で失神

舌咬傷 2
異常行動(非同調的、不自然な姿勢、四肢の運動、発作の健忘) 1
情動ストレスを伴う意識消失 1
発作後の混乱、錯乱、昏睡 1
発作時の頭部回旋運動 1
前駆症状としての既視感 1
前失神(失神感・浮動感) -2
長時間の座位・立位後 -2
発作前の発汗 -2

 

ホストインの投与量

ホストイン750mg/10ml/Vから必要量を採取し、生食100mlで溶解し投与する。

ローディングドーズ

維持投与量

✅維持投与は初回投与から12~24時間空けること!

✅維持投与は下記に従って1日1回投与または分割静注を行う。

✅血中フェニトインの濃度の測定は投与後2時間以上経ってから投与を行う。

 

 

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