とある内科医の病棟マニュアル

とある内科医の病棟マニュアル

呼吸器内科医が日常診療の考え方を綴る備忘録

高アミラーゼ血症

スポンサーリンク

 

 

フローチャート

f:id:kodomonotsukai:20211225194245p:plain

 

薬剤性

P-Amy上昇

バルプロ酸、アザチオプリン、ステロイド

S-Amy上昇

エフェドリン、テオフィリン、有機リン剤

 

その他

S-Amy上昇

肺炎やCOPDなどの呼吸器疾患、全身麻酔、消化性潰瘍、イレウス、外傷、肝硬変、子宮外妊娠破裂など。

 

検査

まずはP-Amyとリパーゼの確認!!

P型高Amy血症の場合

消化器内科コンサルト、腹部造影CT、腹部エコー、採血(血算、生化、凝固、電解質、Ca、血ガス)、尿定性・沈査・尿中アミラーゼ、尿中電解質、尿中Crなどを提出する。

急性膵炎で大量補液が必要な場合は心エコーを施行する。

 

S型高Amy血症の場合

採血(血算、生化、凝固、免疫グロブリン、アミラーゼアイソザイム)、尿定性・沈査、尿中電解質、尿Cr、尿中アミラーゼ、アミラーゼクレアチニンリアランス(ACCR)の計算、全身CT(頸部~骨盤、悪性腫瘍の評価)、腹部エコー耳鼻科コンサルト(唾液腺の評価)。

必要に応じてPET-CT。

多発性骨髄腫が疑われる場合は、血清蛋白分画 ⇒ Mピークあれば血清FLC、血液・尿の免疫固定法、尿中BJP、骨髄穿刺。

 

アミラーゼクレアチニンリアランスの計算

(尿中アミラーゼ×血中クレアチニン)÷(血中アミラーゼ×尿中クレアチニン)×100

正常値:2~3%、急性膵炎では6~12%、マクロアミラーゼ血症では1%未満。

 

急性膵炎の重症度判定基準

f:id:kodomonotsukai:20211225213231p:plain

引用:

https://www.nanbyou.or.jp/wp-content/uploads/kenkyuhan_pdf/houkoku1_2.pdf

 

 

ランキングに参加中

読んでいただき感謝申し上げます。

クリックして投票いただけると励みになります!

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村


人気ブログランキング